2012年5月4日金曜日

[DIARY] 松下幸之助の本を読みました。

これまでと一風変えて、まじめに考えた内面的なことを書こうと思います。自分で書
いてなんですが、本当にこういうの言葉にするの気持ち悪い。そういうことする奴、
大嫌いなんですがね。

ということで、本題ですが、松下幸之助の本を読みました。

■エピソードで読む松下幸之助
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%
A7%E8%AA%AD%E3%82%80%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9-PHP%E6%96%
B0%E6%9B%B8-PHP%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80/dp/4569705138



少し前に読んだスティーブ・ジョブズの本を読んだ時にも同じような感じを受けたの
ですが、松下幸之助という人はやはり強烈な人でした。私は下記のような点が強い特
徴かなぁと思いました。(きっと大抵は同じようなことがどこでも言われているので
しょうが。)
(A)大きく強い使命感
(B)ゴールを達成するために従業員に妥協を許さない
(C)どんな時でも営業的な嗅覚を働かせる
(D)人に対する気遣い

私には彼のような強い使命感はありません。正直なところ、それほど強い「想い」を
持って仕事に取り組んでいません。強いて言うなら、個人のスキルアップをさりげな
く考える程度のこと。それと家族のことを少々、といったところくらいでしょうか。
私も、もう、そこそこいい歳なので、この本を読んで単純に「だから使命感を持つ
ぞ!」とも思わないのですが、少しだけ自分の考えを整理してみようと思いました。

昔、映画のキャッチコピーで "無駄に生きるな。熱く死ね。" というのがありました
が、自分のキャラは無視するとして、可能であれば、『熱く生きたい』と思っていま
す。言葉を変えると、「充実」を実感したいんだと思います。ただ、そういった場合
によく持ち出される「自分らしさ」なんていう言葉は本当に嫌いで、あんまり意味が
ないと思っています。自覚だろうが、無自覚だろうが、とにかく生きて、それが単純
に周りから見えるのが「らしさ」って呼ばれるものであるわけだと考えておりますの
で。

さて、横道に逸れたので、自分の仕事について振り返ってみることにします。
私の今の仕事は自社の製品をお客様に売ること(=営業)です。そこそこ大きな会社
で、かつ、モノづくりの最前線(=開発)に関わっているわけじゃないので、会社的
にはいいことではないのでしょうが、製品に愛着を持ちづらい立場であるというのが
本当のところです。開発部門から出来上がってきた製品の情報を後づけで確認して、
お客様先で一生懸命話すのがミッションです。(*事実を淡々と書いていますが、そ
んなに今の仕事嫌いではないです。)


では、自分はいったい何のためにそれを売るのだろうか。そのほうが高い給料を貰え
るから?
そもそも、自分のやることは少しでも世の中を良くするだろうか。
技術の進歩で仕事のやり方、生き方、生活って変わってきている。それによって人っ
て幸せになっているのか。
情緒的な部分って、薄れてきてない?
ITに何ができる?自分がこれまでの人生で大切にしてきたものを子供に伝えるとし
て、そこでITをどう使える?


おー、出てくる、出てくる、わりと本質的な疑問。これまで自分はきっと真剣に考え
ることから逃げてきたんだなぁというのを実感します。IT業界には10年近くいて、エ
ンジニアをやっていたこともありますし、より開発に近いポジションにもいたことが
あるのですが…。私自身の頭の中は完全にアナログなので、どこかでITを『昔からの
いいところをなくす、よくないもの』という位置づけにしていた部分があります。今
回はそういったことをフラットにして、もう一度、自分が職業にしているITを見直し
てみました。

最近のことですが、子供がiPadを使って、好きなものを見て喜んだり、夜、寝る前に
スマートフォンで一緒に写真やビデオを見て笑っていたりします。ITに関わらず、新
しい技術が昔よりも人を少しだけ幸せにしている部分というのはきっとあります。喩
がとても安直ですが、3Dとかわかりやすいですね。別に生活に必須ってわけでは全然
ないですが、些細でもそれだけで感情の起伏をそこそこ作ることはすごいことだと思
います。立派に幸せを創造しています。そしてそういったものって身の回りにゴロゴ
ロしています。


『ITが直接そのようなコンテンツを作成するとは限らないけど、そうやって社会に提
供される、人を喜ばせるモノ全部にきっとITってつながっている。どこかできっと貢
献できている。』っていうのが私がこの業界で働く "誇り" です。


本当にパソコンが好きでこの業界に入っている人からするとちゃんちゃらおかしなも
のかもしれませんが、私にとってはそうなのだからしょうがありません。自分がビジ
ネスとしているのはB to Bなので、『使う人の喜ぶ顔が…』的な充実感はうすいので
すが、きっと自社の製品はそんな人の幸せを作っていく活動を支援できる。そこまで
いかなくても、スピードを鈍らせるようなことを避けられる、だから意味のある仕事
だ、と考えています。

では、さらに突っ込んで、その対象が自分が現在売っている製品である必然性ってあ
るのか。

「他の自社製品じゃなくて、この製品!」という必然性はきっとありません。また、
厳密にお客様の要望を見れば、マッチする製品なんて違って当たり前ですし。自分が
薦める製品を使ってもらえば、「必ず今の状況より、絶対に(ほんの少しかもしんな
いけど)良くなる!」っていうことは言えることが私にとっては重要なのです。なの
で、自分が仕事をする上で、他社製品との比較に本質的な意味はありません。


その一方で、会社が従業員に求めるものは、当然、そういうこととは別の次元にある
のだろうと理解しています。経営者であれば、組織とそこに属する従業員を守るため
に、また、自分の考える理想のために、冷徹に推し進めないといけないことがあるか
らです。数字の達成、競合に勝つこと、設定したゴールを達成すること、最高のクオ
リティ、…とかいろいろですね。
やろうと思えば、四六時中仕事をすることだってできます。松下幸之助は役職がつい
た人には経営者としての任務を明確に求めていました。

きっとここが一番重要で、『自分は何を考えて、どのように仕事をするのか。』と決
める必要がある、ということです。これは個人によって本当にピンキリであるはずで
す。

私自身について振り返ってみると、以下のような考えです。
----------------
『本来、人は幸せになるためにこの世に生まれてきている』って思いたい。
自分自身も『生きててよかった』って思いたいし、傲慢だけど、自分と関わる人にも
そう思わせてあげられるようにしたい。そして、それを実現できるように仕事をした
い。
----------------
お金を稼ぐこと。一緒にいる時間を大切にすること。言葉。人として支える力。すご
く難しいことだと思います。"ワークライフバランス" という言葉が世の中で5本の指
に入るくらい嫌いですが、いくつも大切なことってあって、それらの中で自分が一番
幸せになるように立ち位置を決めなければなりません。私の場合はわりと、時間が経
過することにより、変わったりします。これからは不定期に振り返りをしながら、い
つでも起きるのが楽しくなるようにきちんと自分を持っていくようにしたいと思いま
す。


長くて、本当に気色悪くて、吐き気がしそうな内容ですが、書くことで自分の頭がか
なり整理できたのでよしとします。
もし、仮にここまでこの文章を読んでくれている人がいるとすると、その人は少し頭
がおかしいと思いますので気をつけてください…(-_-;)

2012年2月15日水曜日

[News] 日本国内のCRM市場

日本国内でのCRM市場はやっぱりかなり伸びているんですね。
これが止まって、日常業務が完全に止まる、っていうものではない代表的なものなのでSaaSの伸びが顕著であるのも当然ですか。

MicrosoftもDynamics CRMを出しているけど、あんまり触ったことないので、ちょっと触ってみようかな。Online版もあったはず。

2011年10月24日月曜日

お気に入りWebのメモ

Webで調べ物とかしていると、知らず知らずのうちに膨大な数のお気に入りになっていることがあります。今後見ないものもあるなぁ、と思いつつ、メモとして記載だけしておきます。

■Windows Azure Platform(ホワイトペーパー)
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/whitepapers/

■IT不況を勝ち抜く~顧客開拓と新規事業の進め方
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110221/357436/?ST=ittrend

■ハブ トランスポートの役割を実行している Exchange 2007 ベースのサーバーに Exchange 2007 SP1 を適用した後、転送エンコード方式を変更する方法
http://support.microsoft.com/kb/946641/ja

■Hyper-V 2.0実践ライブ・マイグレーション術
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/livemig03/livemig03_01.html


<Microsoftの人が作成しているページ>
■マイクロソフト Network & AD サポートチーム公式ブログ
http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/

■Tech Fielders
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/default.mspx

■Windows使い倒し塾
http://blogs.technet.com/b/infrajp/
http://blogs.technet.com/b/windowsserverjp/

<Office 365関連>
■Active Directory フェデレーション サービス (ADFS)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc736690(WS.10).aspx

■フェデレーションのシナリオ
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc757344(WS.10).aspx


<IPv6関連>
■Windows Server 2008 ベースのコンピューターで、Exchange Server 2007 のハブ トランスポートの役割または Microsoft Exchange Server 2010 のハブ トランスポートの役割のインストールが失敗する
http://support.microsoft.com/kb/952842/ja

■IPv6 と IPv4 の共存および移行
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/technologies/ipv6/ipv6coexist.mspx

■IPv6 のインターフェイス識別子
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc736439(WS.10).aspx

■IPv6再入門
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/2009/proceedings/h2/iw2009-h2-04.pdf

■Windows Vista での IPv6 自動構成
http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/2007.08.cableguy.aspx

■IPv6 ネットワークでは、Windows Server 2008 R2 または Windows 7 では、RequireinClearout モードを有効にした後、stop エラーが表示されます。
http://support.microsoft.com/kb/977067/ja

■You cannot use IP 6 addresses in Internet Explorer
http://support.microsoft.com/kb/325414/en-us

■日本におけるIPv6インターネット・アクセス網の提供方式について
http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/event/2010/05/ipv4-wg.html

■IPアドレス枯渇カウントダウン
http://itpro.nikkeibp.co.jp/network/v4kokatsu/index.html

2011年8月16日火曜日

Microsoftの製品を使用したプライベートクラウド(その四)

今回は、System Center Configuration Managerについてまとめてみたいと思います。
(なんかSystem Center製品の紹介になりつつありますが…。)

【System Center Configuration Managerでできること】
SCCMでできることは大きく以下の4つになるようです。

1. ハードウェア/ソフトウェアの管理
2. OS/ソフトウェアの展開
3. セキュリティ対策
4. 現在の構成のコンプライアンス監査




上記の4つについてそれぞれ簡単にブレイクダウンしてみます。

【1. ハードウェア/ソフトウェアの管理】
SCCMを使用することにより、CPUやメモリなどのハードウェア情報や、インストールされているアプリケーションなどの情報を収集することができます。(イメージ的にはフリーツールのPCViewで収集できるような情報でしょうか。)また、さらに広範な情報が必要な場合には、"資産インテリジェンス"により、収集する情報を拡張することができます。

"ソフトウェアメータリング"って何?
クライアントのPCにインストールされているアプリケーションがわかっても、それが実際に使用されているのかどうかはわかりません。このような場合、"ソフトウェアメータリング"の機能を使用することにより、対象のアプリケーションがいつ実行されたのか?などのより突っ込んだ情報を収集することも可能です。


【2. OS/ソフトウェアの展開】
SCCMでは、クライアントは"提供情報"に記載された情報を元に、"パッケージ"を"配布ポイント"からダウンロードし、"プログラム"を実行することでアプリケーションをインストールすることができます。少人数のエリアオフィスなどではSCCMのサイトを新規に構築することなく、"ブランチ配布ポイント"としてマシンを構成することで、本社と同じようにアプリケーションを配布することができます。


"提供情報"に含まれる情報とは?
"提供情報"にはアプリケーションのインストールに関連する下記のような情報を指定することができます。

(a) クライアントが実際に実行するファイルはどれか?
(b) インストールすることができるターゲットはどれか?
(c) インストールを実行することができるスケジュールは?

また、SCCMではアプリケーションだけでなく、OSについてもクライアントに配布することができます。ただし、WDS(Windows Deployment Services)を使用する場合よりもかなり手順が煩雑です…。流れとしては以下のようになります。

①クライアントに配布するOS環境をある1台のマシンで作成する。
②①で構成したマシンのイメージを作成する。
③イメージファイルを展開するための設定をSCCMで設定する。
④実際にイメージを展開をクライアントに展開する。

*ユーザー状態移行ツール(USMT)を使用すると、それまで使用していたOS上での情報を移行することも可能。


【3. セキュリティ対策】
SCCMを使用すると、他のセキュリティシステムとの連携を取ることができます。

<NAPとの連携>
NAPとは、ユーザーがネットワークに接続する際に、決められた条件に基づいて、接続がOKか、NGかをチェックする機能です。これとSCCMを連携されることにより、この条件にマイクロソフトの更新プログラムに関する項目を組み込むことができるようになります。また、もし満たしていない場合には、SCCMの機能により強制的に適用させることもできます。

<WSUSとの連携>
WSUSとは、組織内のマシンにWindows Updateを適用させる仕組みです。SCCMはWSUSと連携することにより、更新プログラムの確認→クライアントの適用状況の確認→プログラムの適用作業を実施します。実際にプログラムを適用する際の仕組みは上述のアプリケーションの配布と同じです。


【4. 現在の構成のコンプライアンス監査】
企業でクライアントを管理するにあたり、「許可したアプリケーション以外はインストールしてはいけない」などのルールが必ずあります。SCCMではそういったルールのテンプレートを提供し、それを使用して、ルールが守られているかどうかの確認を行うことができます。


SCOMの詳細な情報についてはマイクロソフトの自習書に記載されているのでこちらを見て頂ければと思います。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/systemcenter/cm/dd346955.aspx

【プライベートクラウドにおけるSCCM】
SCCMはSCOMやSCVMMに比べると、プライベートクラウドではあまり使われないかなぁ、という印象を持ちました。更新プログラムの管理や、Hyper-Vの役割を有効にしたサーバーの構築に使用するくらいかと思います。(*これからさらに調べてみますので、できたらUpdateします。)

Microsoftの製品を使用したプライベートクラウド(その参)

今回はSystem Center Operations Manager(SCOM)について機能を簡単にまとめたいと思います。

【System Center Operations Managerでできること】
SCOMはズバリ、システムを『監視』するためのアプリケーションです。具体的にどんなものを監視できるのかというと…

1) Windowsサーバー/クライアント
2) UNIX/LINUXマシン
3) SNMPデバイス

といったものになります。

そしてこれらのターゲットに対して、具体的に何を見れるのかというと…

①パフォーマンスデータ
②障害
③セキュリティイベントログ

の3つの情報になります。


【監視のための仕組み】
SCOMが監視をできるようにするためには、おおまかに、

[OpsMgrエージェントのインストール]
↓
[管理パックのインポート]

の2つが必要となります。(*SNMPデバイスについてこの限りではないです…。)



[OpsMgrエージェントのインストール]
SCOMで"こいつのことを監視するぞ"という設定になります。エージェントを入れることにより、SCOMの監視下に入ります。

[管理パックのインポート]
SCOMで情報を収集するための"決まり"が含まれるファイルである管理パックをインストールすることにより、自動的に情報を収集できるようになります。さらに、管理パックはただ単に情報を収集するだけでなく、収集した情報と関連するナレッジや、対策となるタスクなどについての情報も管理者に提供してくれます。






【プライベートクラウドにおけるSCOM】
プライベートクラウドを構成する際にSCOMは主に何を監視するのかというと、『Hyper-V』のシステムです。仮想化された環境のインフラである"Hyper-Vサーバー"と、その上で稼動するたくさんの"VM"をチェックするのです。


<SCOMとSCVMMの連携>
その際に重要になってくるのがSCVMMとの連携です。SCOMでただ単に監視しているだけでは、情報収集はできますが、効果的に仮想マシンを管理するには不十分です。そこで、SCVMMと連携することにより、自動化を実現します。

具体的にはPerformance and Resource Optimization (PRO)の機能を使用します。(*この機能はSCVMM上で有効にします。)

これがどういった機能かというと、SCOMで収集した情報の中にエラーや警告など、何かしらの対応が必要なものが含まれていた場合に、SCVMMにそれを知らせる(このお知らせを"PROヒント"といいます)というものです。PROヒントは通常、ポップアップとして管理者に通知されますが、オプションにより、ジョブを自動で走らせることもできます。

例えばあるHyper-Vサーバーで負荷が著しく高い状態になった場合、SCOMがそれを検知してPROヒントとしてSCVMMに伝え、SCVMMは適切な別のHyper-Vサーバーに自動的に仮想マシンを移動するということもできるようになります。



これにより管理者は特に意識することなく、リソースを継続的に使用できるようになるわけです。
次回は(余裕があったら)他のSystem Center系の製品についてまとめたいと思います。

Microsoftの製品を使用したプライベートクラウド(その弐)

今回はプライベートクラウド構築のキモとなるSystem Center Virtual Machine Managerについて簡単にまとめたいと思います。


【System Center Virtual Machine Managerでできること】
SCVMMでできることの代表的なことはと言うと…

①仮想マシンを簡単に作れる。
②Hyper-Vマシン同士で仮想マシンを簡単に移行/複製できる。
③物理マシンおよび他社製仮想マシンからHyper-Vの仮想マシンへの変換ができる。
④エンドユーザーが操作するためのツールを提供できる。

とかになるでしょうか。


それぞれの機能について以下に簡単にまとめてみます。


【①仮想マシンを簡単に作れる。】
SCVMMには『テンプレート』というものがあります。これは言ってみれば、仮想マシンを作成するための『雛形』ですね。具体的には、

1) 使用する仮想ハードディスクはどれか?
2) CPUやメモリ、またハードディスクやネットワークなどのハードウェアの構成はどうするか?
3) ゲストOS上の管理者パスワードやプロダクトキーなどの構成はどうするか?

の主に3つについて事前に決まりを作っておくことで、それに基づいた仮想マシンを簡単に作れるようにします。


【②Hyper-Vマシン同士で仮想マシンを簡単に移行/複製できる。】
SCVMMが導入されている場合、複数のHyper-Vマシンが存在する状況で、最も適切なマシンに仮想マシンを簡単に移動することができます。☆の数でどのマシンがより適切なのかが表示されます。


【③物理マシンおよび他社製仮想マシンからHyper-Vの仮想マシンへの変換ができる。】
現在、仮想マシンがどんどん一般的なものになってきていますが、SCVMMでは既存の物理サーバーを仮想マシンに変換する機能(P2V)があります。また、VMWareのVMWare ESX Serverを管理することができ、その上で稼動している仮想マシンを(Microsoftの)Hyper-Vの仮想マシンに変換することができます(V2V)。


【④エンドユーザーが操作するためのツールを提供できる。】
SCVMMにはSelf-Service Portalと呼ばれる、エンドユーザーが仮想マシンを管理するためのユーザーインターフェースが用意されています。システム管理者が権限設定を行うことにより、エンドユーザーは特定の仮想マシンに対してアクセスできるようになります。


以上がSCVMMの基本機能になります。

今後、SCVMM 2012が出るようなので(http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1101/05/news03.html)、そちらの新機能についても、随時、時間を見つけてアップデートしたいと思います。


次回はSystem Center Operations Managerについてまとめたいと思います。

2011年8月15日月曜日

Microsoftの製品を使用したプライベートクラウド(その壱)

Microsoft製品を使用したプライベートクラウドについて勉強しています。
いくつかのWebのリソースにより学んだことをこれから何回かに分けて、まとめていきたいと思います。

【クラウドとは何か?】
『クラウドとは何か?』を一言で説明すると、
"ITのリソースをひとまとめにして、それらを共有することにより、必要なところに必要なだけ、自動的に割り当てる仕組み。"
となるでしょうか。

一口にクラウドと言っても大きく次の2つに分かれます。

パブリッククラウド
インターネット経由で利用するクラウドのこと。

プライベートクラウド
自社に構築し、パブリッククラウドと同様にユーザーがどこにリソースがあるかを意識することなく、稼動しているサービスを利用するための仕組みのこと。

【クラウドを構成する要素】
クラウドの考え方、すなわち、上述の
"ITのリソースをひとまとめにして、それらを共有することにより、必要なところに必要なだけ、自動的に割り当てる仕組み。"
を実現するためには以下のような技術が必要になると言われています。
また、カッコ内はそれぞれを実現するためのMicrosoftの製品/技術になります。

①仮想化(Hyper-V)
CPUやメモリやハードディスクなどをまとめて扱うために、物理的に複数にわたるリソースを仮想的に集約する技術

②自動化(System Center製品群)
必要に応じて、リソースの割り当てを増やしたり、減らしたりというのを誰が作業することもなく、自動的に行う技術

③エンドユーザーが自分でいろいろできる仕組み(System Center Virtual Machine ManagerのSelf-Service Portal)
いちいち管理者が介在しなくても、システムを使用するエンドユーザーが自分でサービスを管理/使用するための技術


【Hyper-V】
上記①の仮想化技術を支えるHyper-Vについては、わりと知られた技術かと思います。
すごく簡単にイメージ的に言うと、「Windows Server 2008以降に組み込まれている仮想マシンを操作できる機能」のことですね。
(Server Coreなど、厳密は組み込まれているのとはちょっと違いますが…。)

Windows Server 2008 R2 SP1から、仮想マシンに割り当てるメモリの量を固定ではなく、上限を設定することにより、自動的に適切な分だけ割り当てる機能『ダイナミックメモリ』が実装され、ますますプライベートクラウドに対応した進化を遂げています。

ここではよく作業の時に使うリンクだけ備忘録のために記載しておきます。

①リモートサーバー管理ツール for Windows 7

Hyper-Vで仮想マシンを管理するためのツールです。
Windows Server 2008 R2では役割をインストールすることにより自動的に使用することが可能ですが、Windows 7で使用するためには別途インストールする必要があります。SP1を適用したWindows 7にインストールできないという問題がありましたが、下記のリンクよりダウンロードできるプログラムはそれも修正されているみたいです。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displaylang=en&id=7887

②Hyper-Vクラスターの構成手順

ITプロの方はよくあるケースだと思いますが、Hyper-Vのホスト間でクラスターを組む時の手順としては以下のサイトが非常によくまとまっています。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/operation/livemig03/livemig03_01.html

また上記はホストによるクラスターでしたが、SCSIイニシエーター&SCSIターゲットを使用することにより、ストレージがなくても仮想マシンでクラスターを構築することができます。



次回はSCVMMについてまとめてみようと思います。