2012年5月5日土曜日

VHDブートのための手順

お客様先でのデモ用にVHDブートで環境を作っておかねば…と思いつつ、全然、方法
を調べられなかった。
このサイトを見れば簡単にできそう。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win7/11vhdboot/11vhdboot_01.html


■VHDのポイント
1. ブートローダーを追加して、ブート時に選択可能にする。
2. 特にパーティションを専用に切る必要はない。
3. VHDブートできるOSは限定される。
4. 使用するVHDファイルが容量可変の場合は注意が必要。
5. 各種ドライバはもちろん当てなおし。

簡単にはできそうだけど、今、ノートPCがSSDの150 GBで、なんか上記のNo.4に引っ
かかりそうなので、実施は断念。
(Windows 8のHyper-Vに期待。)

シンクライアントの仕組み

これまでざっくりとは知っていたのですが、シンクライアントについて勉強しなおし
ました。
客先で仕組みについて話せればいいので、本当に概要レベルです。

■シンクライアントの特徴
(1) OSはサーバー上で。
エンドユーザーが使用するOSについてはサーバー側で準備する。エンドユーザーは
サーバーに接続して、各自のために準備されたOSを使用するイメージ。

(2) 複数の実装方法
実装方法はいくつかある。
方法�サーバー/クライアントに専用のアプリケーションをインストール
方法�サーバー/クライアントに専用のHW/SWを使用

(3) クライアントリソース削れます。
『結局、エンドの端末にもOS入れなきゃいけないんじゃん!ディスクいるっ
しょ。』って思うけど、一般的にはコンパクトフラッシュディスクとか、ディスクオ
ンメモリにWindowsを入れて、そこに専用のアプリケーションを入れて、実装する。
なので、ハードディスクはいらない。


一番のメリットとしては言わずもがなですが、クライアント側にデータを置かなくて
済むので、その分セキュリティリスクが減らせるということです。(最近漏えい事件
とか多いですしね。)
また、クライアントのマシンのスペックが高くなくてもいいので、それだけ安く済み
ます。

個人的には、これを実際の現場で導入するような話に立ち会ったことがないので、い
まいちピンときません…。最近はハードウェアも安いですし。(Windows OSは高いけ
ど。)また、スマートフォンとかiPadとかめちゃ売れてて、働き方なんかも変わって
きている中で、デスクトップはまだしも、ノートPCとかは、どこでもユーザビリティ
を落とさずに使用できることが重要なのではなかろうかと思ったり。

でも絶対、無知でこんなことを考えているので、今度、SIやっている友達にきちんと
聞いてみようと思います。

2012年5月4日金曜日

[DIARY] 松下幸之助の本を読みました。

これまでと一風変えて、まじめに考えた内面的なことを書こうと思います。自分で書
いてなんですが、本当にこういうの言葉にするの気持ち悪い。そういうことする奴、
大嫌いなんですがね。

ということで、本題ですが、松下幸之助の本を読みました。

■エピソードで読む松下幸之助
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%
A7%E8%AA%AD%E3%82%80%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9-PHP%E6%96%
B0%E6%9B%B8-PHP%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80/dp/4569705138



少し前に読んだスティーブ・ジョブズの本を読んだ時にも同じような感じを受けたの
ですが、松下幸之助という人はやはり強烈な人でした。私は下記のような点が強い特
徴かなぁと思いました。(きっと大抵は同じようなことがどこでも言われているので
しょうが。)
(A)大きく強い使命感
(B)ゴールを達成するために従業員に妥協を許さない
(C)どんな時でも営業的な嗅覚を働かせる
(D)人に対する気遣い

私には彼のような強い使命感はありません。正直なところ、それほど強い「想い」を
持って仕事に取り組んでいません。強いて言うなら、個人のスキルアップをさりげな
く考える程度のこと。それと家族のことを少々、といったところくらいでしょうか。
私も、もう、そこそこいい歳なので、この本を読んで単純に「だから使命感を持つ
ぞ!」とも思わないのですが、少しだけ自分の考えを整理してみようと思いました。

昔、映画のキャッチコピーで "無駄に生きるな。熱く死ね。" というのがありました
が、自分のキャラは無視するとして、可能であれば、『熱く生きたい』と思っていま
す。言葉を変えると、「充実」を実感したいんだと思います。ただ、そういった場合
によく持ち出される「自分らしさ」なんていう言葉は本当に嫌いで、あんまり意味が
ないと思っています。自覚だろうが、無自覚だろうが、とにかく生きて、それが単純
に周りから見えるのが「らしさ」って呼ばれるものであるわけだと考えておりますの
で。

さて、横道に逸れたので、自分の仕事について振り返ってみることにします。
私の今の仕事は自社の製品をお客様に売ること(=営業)です。そこそこ大きな会社
で、かつ、モノづくりの最前線(=開発)に関わっているわけじゃないので、会社的
にはいいことではないのでしょうが、製品に愛着を持ちづらい立場であるというのが
本当のところです。開発部門から出来上がってきた製品の情報を後づけで確認して、
お客様先で一生懸命話すのがミッションです。(*事実を淡々と書いていますが、そ
んなに今の仕事嫌いではないです。)


では、自分はいったい何のためにそれを売るのだろうか。そのほうが高い給料を貰え
るから?
そもそも、自分のやることは少しでも世の中を良くするだろうか。
技術の進歩で仕事のやり方、生き方、生活って変わってきている。それによって人っ
て幸せになっているのか。
情緒的な部分って、薄れてきてない?
ITに何ができる?自分がこれまでの人生で大切にしてきたものを子供に伝えるとし
て、そこでITをどう使える?


おー、出てくる、出てくる、わりと本質的な疑問。これまで自分はきっと真剣に考え
ることから逃げてきたんだなぁというのを実感します。IT業界には10年近くいて、エ
ンジニアをやっていたこともありますし、より開発に近いポジションにもいたことが
あるのですが…。私自身の頭の中は完全にアナログなので、どこかでITを『昔からの
いいところをなくす、よくないもの』という位置づけにしていた部分があります。今
回はそういったことをフラットにして、もう一度、自分が職業にしているITを見直し
てみました。

最近のことですが、子供がiPadを使って、好きなものを見て喜んだり、夜、寝る前に
スマートフォンで一緒に写真やビデオを見て笑っていたりします。ITに関わらず、新
しい技術が昔よりも人を少しだけ幸せにしている部分というのはきっとあります。喩
がとても安直ですが、3Dとかわかりやすいですね。別に生活に必須ってわけでは全然
ないですが、些細でもそれだけで感情の起伏をそこそこ作ることはすごいことだと思
います。立派に幸せを創造しています。そしてそういったものって身の回りにゴロゴ
ロしています。


『ITが直接そのようなコンテンツを作成するとは限らないけど、そうやって社会に提
供される、人を喜ばせるモノ全部にきっとITってつながっている。どこかできっと貢
献できている。』っていうのが私がこの業界で働く "誇り" です。


本当にパソコンが好きでこの業界に入っている人からするとちゃんちゃらおかしなも
のかもしれませんが、私にとってはそうなのだからしょうがありません。自分がビジ
ネスとしているのはB to Bなので、『使う人の喜ぶ顔が…』的な充実感はうすいので
すが、きっと自社の製品はそんな人の幸せを作っていく活動を支援できる。そこまで
いかなくても、スピードを鈍らせるようなことを避けられる、だから意味のある仕事
だ、と考えています。

では、さらに突っ込んで、その対象が自分が現在売っている製品である必然性ってあ
るのか。

「他の自社製品じゃなくて、この製品!」という必然性はきっとありません。また、
厳密にお客様の要望を見れば、マッチする製品なんて違って当たり前ですし。自分が
薦める製品を使ってもらえば、「必ず今の状況より、絶対に(ほんの少しかもしんな
いけど)良くなる!」っていうことは言えることが私にとっては重要なのです。なの
で、自分が仕事をする上で、他社製品との比較に本質的な意味はありません。


その一方で、会社が従業員に求めるものは、当然、そういうこととは別の次元にある
のだろうと理解しています。経営者であれば、組織とそこに属する従業員を守るため
に、また、自分の考える理想のために、冷徹に推し進めないといけないことがあるか
らです。数字の達成、競合に勝つこと、設定したゴールを達成すること、最高のクオ
リティ、…とかいろいろですね。
やろうと思えば、四六時中仕事をすることだってできます。松下幸之助は役職がつい
た人には経営者としての任務を明確に求めていました。

きっとここが一番重要で、『自分は何を考えて、どのように仕事をするのか。』と決
める必要がある、ということです。これは個人によって本当にピンキリであるはずで
す。

私自身について振り返ってみると、以下のような考えです。
----------------
『本来、人は幸せになるためにこの世に生まれてきている』って思いたい。
自分自身も『生きててよかった』って思いたいし、傲慢だけど、自分と関わる人にも
そう思わせてあげられるようにしたい。そして、それを実現できるように仕事をした
い。
----------------
お金を稼ぐこと。一緒にいる時間を大切にすること。言葉。人として支える力。すご
く難しいことだと思います。"ワークライフバランス" という言葉が世の中で5本の指
に入るくらい嫌いですが、いくつも大切なことってあって、それらの中で自分が一番
幸せになるように立ち位置を決めなければなりません。私の場合はわりと、時間が経
過することにより、変わったりします。これからは不定期に振り返りをしながら、い
つでも起きるのが楽しくなるようにきちんと自分を持っていくようにしたいと思いま
す。


長くて、本当に気色悪くて、吐き気がしそうな内容ですが、書くことで自分の頭がか
なり整理できたのでよしとします。
もし、仮にここまでこの文章を読んでくれている人がいるとすると、その人は少し頭
がおかしいと思いますので気をつけてください…(-_-;)