2016年3月27日日曜日

イオンの挑戦

百貨店もそうですが、イオンやイトーヨーカ堂などの総合スーパーもなかなか厳しい状況に置かれています。総合スーパーはもともといろんなもの(特に衣料品などのある種 "汎用的な" もの)を幅広く売るような業態なわけですが、Amazonなどのインターネット通販の台頭や、ユニクロなど汎用製品に特化した企業に押されて、顧客を取られてしまっています。そこで店舗の改装や統合を中心に改革を行っているわけですが、イオンの取り組みは結構斬新だと思います。

【イオン「脱・総合」へ転換、スーパー350店、5年で改装、地域ごとに専門売り場】
https://messe.nikkei.co.jp/js/news/132640.html

【イオン、朝採れ野菜直送 直営農場から昼店頭に  】http://www.nikkei.com/article/DGXLZO95841550W6A100C1TI5000/

野菜直送は別として、何かに特化した専門店をテナントに揃えるのは、都内のいわゆるオシャレな街の商業ビルでやっていたりします。そういうところって街ぐるみでの開発と絡んでいたりする印象があります。総合スーパーって、多くが都心から離れているところにあると思うので、その中に専門店を集めたとして、どのくらいの効果が出るのかちょっと疑問な気がします。(記事にあった高級万年筆がどのくらい地方でニーズがあるでしょうか。)

各地域に権限を委譲すると記事にあったので、それぞれの特色を考慮した上でのテナントを構成するのでしょうが、どうなっていくのか、とても楽しみです。